「何かに追われる悪夢」の話

ACと私の話

こちらのツイートを拝見して思い出したことをまとめておこうと思いながら、何年経ってるんだ…。
下書きを発掘したのでちゃんと書いておこうと思います。

私は小学校から二十代後半まで、度々同じ悪夢を見ていました。

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何かに追われる悪夢

夢の中では、かならず明るい時間に寝ているところから始まります。

正体がわからない何かの気配を察して、布団から飛び起き。
自室を出て二階の廊下を走り抜け、階段を飛び降りようとします。
しかし本来の落下速度で進めません。
中国映画の浮遊術で空中を歩くように階段を降ります。

一階の廊下に着地したら玄関に向かい、靴も履かずに外へ飛び出します。
玄関ポーチから門へ下る階段を、先ほどと同じように空中を歩くように飛び越えていきます。
油の中に沈むような、不安になるゆっくりさで空中を下がりながら、でも不思議なことに道に沿って曲がることはできるんですよね。

道路に足がついてようやくいつも通り走れるのですが、追いかけてくる何かはどんどん距離を縮めてきます。
距離を確認したい、正体を確かめたいと思いつつ、振り返ると絶対に捕まる、という気持ちで走り続けます。
しかし子どもの頃によく遊んでいた公園の前で、その何かに追いつかれて目が覚めるのです。

追いかけてくる何かは、実はわかっていた

追いかけてくる存在は、中学くらいから母だとはっきり認識していました。
振り返ったりしていないのに不思議なものですよね。

繰り返し見るうえに、現実の実家と全く同じ間取り、周辺と同じ道路や景色で、めちゃくちゃリアルなんですよ。
追いかけられ、高いところから飛び降り、中に浮いていますね…

この投稿を見る前から、自分が解離状態・離人状態によく陥っている認識は持っていたんですが…解離性障害の特徴的な夢といわれると、なるほどなあという気持ちです…

気がついたら見なくなっていた

私の場合は、こういう夢は気がついたら見なくなっていました。
24、5ぐらいに最後に見たような気がするのですが…時期的に解毒が進んでいったのと同じ頃から減っていったのだと思います。

私は今も睡眠に課題を抱えているので、こういう悪夢で睡眠の質が落ちているときにどうしたらいいのか対処はわかりません。

しかし一人暮らしをして物理的に母から離れることで、夢を見る頻度は減りました。
今のようなありのままの自分を思い出し、再統合できたあたりで、夢を見なくなりました。

ACからの回復の道はとても辛い茨の道ですが、そういう感じで軽くなっていくのだなと、1つの例として捉えていただければと思います。

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