親切なフォロワーさんが数名アドバイスをくださって、このあたり考えていない方もいるかもしれないと思い、記事として残すことにしました。
発達障害は治らない、ということ
発達障害かどうかの検査を受けて、発達障害と診断名が付いた場合。
根本的に障害は病気と違って治らないものですので、デメリットもあります。
それは生命保険や長期のローンなど、健康リスクによって加入・契約に影響が出るものがあるということです。
生命保険や長期のローン等の契約に影響が出る理由
生命保険や長期ローンは、長い間健康でいてお金を払ってくれるほうが多い人がたくさんいて初めて成り立つ商売です。
お金を支払わないといけない人が増えたり、早くに亡くなられたりがたくさん続くと、商売として困ってしまいます。
そのため、加入時に健康リスクを確認して、契約内容に反映されます。
そういったサービスの利用を検討している場合は、検査を受けるタイミングには気をつけましょう。
保険に入りたいから、掛け金や利率を下げたいから、という理由で障害があることを隠していると、判明した際に「告知義務違反」となって契約を解除されることもあります。
発達障害だからといって、必ずしも利用できなくなるわけではない
とはいえ、それらが利用できなくなる!と過剰に心配するのはどうかというのが私の見解です。
発達障害でも加入できる保険やローンはありますし、所得が安定していたり、一箇所で長く勤めていたり、頭金をしっかり用意したりといったプラスになることを積み重ねていけば、それも評価されますので。
それに、健康リスクは発達に限った話ではありません。
病気はいつどのタイミングでかかるかわかりません。
発達障害は病気のようにわかりやすく症状が出る物ではなく、自分で検査を受けるかどうかが選べるので、このような点で悩めるのかな、と思います。
なぜ検査を受けたいのかを考えよう
発達障害だという結果が出れば、ただちに生きるのが楽になるわけではありません。
必要だと診断されなければ投薬治療は行われませんし、すべての悩み事が発達障害に由来しているとも限りません。
症状が軽ければ手帳も発行されませんので、その場合は医療費の軽減や支援サービスなど、手帳があることで受けられる行政サービスは受けることができません。
しかし、検査を受けることで、自分が脳の構造からできないことを判断することができます。
そしてその特性にどのように対応できるかを考えることができます。
自分がどういった理由で検査を受けたいのかが明確であれば、「なんらかのサービスで損をするから」という理由で受けるか受けないかを悩む必要はないと思います。
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