私の恋愛観の変遷 その2。まともになっていく過程。

転機は都会への転居

私の考え方も生活も、全ては都会への転居がきっかけで大きく変わっていきます。

最低賃金が200円近く高い。
車がなくても生活ができるため、固定費用が削減。
うちが新聞沙汰になったことを知る人がいない。

物理的に通えないことで転職せざるを得なくなるのですが、ここで入った会社が、非正規でもフルタイム雇用は年間20日の有給休暇を与えられており、それが時間単位で使え、通勤手当は満額支給で、住居手当まで出してくれたのです。

地方で一人暮らししていたのを辞めた際に一旦毒親と生活を共にすることになりますが。
「住居手当があるのでいつでも出ていける」という気持ちを持てたのが一番強くなれました。
住居手当が出ることを知った時点で、住居手当が満額支給される家賃が50000円だと計算して、共益費抜き50000円で物件を探そうと決めていました。

また、年収300万を超えたことで、配偶者に寄生しなくても親から自立できるという自信がつきました。

この頃から、毒親からの脱出の手段で結婚を選ぶのはやめて、自分が欲しかった家庭を自分の手で作りたい、そのためにきちんと自分や相手と向き合ってお付き合いをしなくてはと思うようになりました。

憧れる生き方の大人と知り合う

転居したことで友人がほぼゼロになりました。
オタク趣味を語りたくてしょうがないので、当時ハマっていた作品の考察オフに参加しました。

そのオフ会では私が女性の最年少で、人生で初めて「妹扱いで可愛がられる」という経験をしました。(昔から気が強いので、姉とか母親キャラだったんですねw)

フリーターから大手企業の正社員、アーティストなど多種多様な職業についている、趣味を全力で楽しんでいる大人たちに囲まれて、目から鱗が落ちました。

コスプレも親に隠れるようにやっていたのですが、私もやっているからこのジャンルで合わせしようと言われ。
自作しているといえば褒められ。
メイクしたらもっと楽しいのに！とメイクのことを教えてもらい。

いろんなお店に連れて行ってもらって、大人の恋愛トークを聞かせてもらって、グループ内カップルの話を聞いたり、ダメ出しを聞いたり、愚痴ったり。

グループからいなくなった人もいれば、中には私自身が喧嘩して疎遠になった人もいるけれど、皆さん大人なので「自分に不利益がない限りは自分には関係ないから」ということで両方とお付き合いが続いていたり。

そういうのを見て、私もこういう大人になりたいという指針ができました。

毒親と憧れる大人はどこがどう違うかを考えて、いいとこ取りをしようと思いました。

パートナーに合わせるようになった

グループ内で、初めてまともな感性を持つ人とお付き合いしました。

彼はとてもマイペースな人で「他者は他者、自分は自分」と精神的に自立していて、そういう部分や物腰の柔らかさに私が惚れ込んで、こちらから告白しました。

彼に恋人や思い人がいないことを確認し、グループ内で他に彼を狙ってる人がいないことを注意深く調べて、オフ会と無関係にデートに誘い。

高校の時の反省が生きているw

同い年の彼は、当時大学の4回生。
私は一応社会人4年目。
私の方が収入あるからと、奢ってくれるというのを断り。
25までに結婚して30までに第一子を出産したいと思っていたのを、それは彼の負担になると考え直して自分のライフプランを変更しました。

その上で
「私は結婚願望が強いので、結婚しなくてもいいと思っているなら将来重くなるからやめておいた方がいいよ」
などの言葉がけをして、徐々に彼に結婚の意思があるのかなどを確認していきました。

パートナーに不満を抱き始めた

基本的には良い人だったのですが、時々マイペースが過ぎる部分がありました。

表面的な物事だけ解消しようとする

このやりとりの結果、月イチで休日に外出するデートが導入されました。

しかし、土日の昼間にもデートがしたいというのは表面的な部分であって、私が浮気相手みたいに感じるという不安を伝えているにもかかわらず、「自分はできることやっているし、やましいことは何もないし、それで不安になるのはみよ自身の問題だから」と言って、それ以上何もしてくれませんでした。

間違ってはいないんですが、ピントが合っていない…

彼にとって都合の悪い事は話題が続かない

付き合って4年。
彼は4年制大学を卒業した後に専門学校に進学したため、社会人2年目まで待って、ようやく彼の結婚の意思があるのかどうかをストレートに確認しました。

この話に限らず、彼にとって都合の悪い話題は笑って流して終わりました。

私が何を望んで、何を嫌がっているのかを理解できない

遠距離中、メールが月に1往復あるかどうか、電話もほぼ出てくれないという状態になりました。
でもツイッターでは毎日ゲームやプラモ、ガジェットのことなどをツイートしていたんです。
モヤモヤしつつも、仕事が忙しいんだから好きなことを好きにつぶやいているのは邪魔したくないと考えて、ケチをつけないように気を付けていました。

ところが、私に帰阪する旨の連絡をせずに「新幹線なう」ってツイートしたんです。

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こういう不満を年一回ぶつけては、埒があかないので別れることを選び、その後どちらかが謝ってヨリを戻す…ということを続けて、約10年付き合っていました。

彼のおかげでかなり精神的に自立はしました。
が、私の要求はおかしいのか？と違う部分でネガティブに考えるようになっていきました。