ACのタイプ

ACと私の話

ACにはいくつかのタイプがあるといわれています。
今回はそのタイプを紹介しますね。
ACについて調べた人ならご存知だとは思います。

どれか一つに当てはまるわけではなく、複数を持ち合わせることがあるのでご注意ください。
また、同一人物であっても時期によってタイプが変わることもあります。

Wikipedia – アダルトチルドレン
からの引用に、私の解説を添えています。

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マスコット(ピエロ、クラウン、道化師)

明るく面白く振る舞うことで、家族に問題から目を背けるよう働きかけます。
自分の気持ちに蓋をして家族のために振る舞うため、自分の気持ちがわからなくなっていきます。

外面 – 過度にかわいく子どもっぽい、家族の笑いと関心の対象、か弱くて保護を必要とする
内面 – 自己評価が低い、恐れ、孤独、無力感
言動 – ふざけ、ユーモア
弱点 – ひょうきん、ストレス処理が下手、いつもヒステリー寸前
長所 – 人あたりがいい、良き友人となる、頭の回転が速い、ユーモアのセンスがある、有能

ケア・テイカー(世話役)

人のお世話をすることで、自分の居場所を作ります。
共依存に陥りやすいタイプです。

リトルナース:家庭の問題をサポートをしてきたタイプ。負担を感じていても使命感からお世話をしようとします。
イネイブラー:家事介護など家の中の用事をしてきたタイプ。大人であることを求められたため甘えることが苦手です。
プラケーター:家族の仲介役をしたり、慰めたりしてきたタイプ。共感を求められてきたため自分の気持ちを主張できません。

外面 – 優しい子、思いやりのある子、聞き上手
内面 – 自信のなさ、責められてると感じやすい 、正当な欲求を押し殺す
言動 – 周囲の役に立つように頑張る、困っている人を放っておけない
弱点 – 自分がない、一線を引けない、依存されることを追い求める
長所 – 努力家、責任感、道徳感に秀でる、世話見がよい

プリンス、プリンセス(意思のない人形)

親からは溺愛されていますが、親の望むとおりに振る舞ってきたので自分というものがわからなくなっています。
親の理想から外れることを極端に恐れています。

外面 -良い子、自慢の子、気の利く子
内面 -自分の考えに不安が強い
言動 -周りの期待通りの行動をとる、他者に合わせることで自分の居場所を確保
弱点 -周りに流される、選択を失敗した時は他人のせいにする、自分と他人の考えが違うと自分の考えを否定
長所 -人が望むことを察知することが得意、指示をこなすことに長けている、失敗しないように他人の話をよく聞く

ヒーロー

自分が優秀であることで親の虚栄心を満たし、壊れかけた家族をまとめようとします。
しかしその優秀さは自分のやりたいことではなく、周囲にとって誇れるかどうかで選んでいるため、虚しさに悩まされます。
人間を常に上下で見がちで、ワーカホリックになりやすいタイプです。

外面 – 小さな親、小さな大人、生真面目、努力家
内面 – 心の傷、不適応感、罪悪感、過剰な自尊心
言動 – 他者に自分の評価を押し付け尊敬を得ようとする
弱点 – 仕事依存、依存的な人と結婚、人を支配し操作、完全主義
長所 – 自身の失敗を許容、自己に厳しく他者に寛大、管理職の適性

スケープ・ゴート(身代わり)

問題行動を起こすことによって家族を団結させ、家族の抱えている問題から目をそらさせようとします。
自分の怒りをコントロールしにくいタイプです。
また、自傷行為やアルコール依存症などに陥りやすいタイプでもあります。

外面 – 反抗的、陰気、反感を買う行動、張り合わない
内面 – 心の傷、見捨てられ感、怒り、拒絶、不適応感、低い自己評価
言動 – 問題を起こし注目を集める、自虐自傷自罰行為、自暴自棄
弱点 – アルコール等依存傾向、問題児、年少妊娠や犯罪の傾向
長所 – 現実の直視、立ち直る勇気、人を助ける力

ロスト・ワン(ロスト・チャイルド、迷子、いなくなった子)

家庭内の問題が自分に降りかかってこないよう、息を潜めるように生きています。
ネグレクト(育児放棄)を受けた場合に多く見られます。
自分の存在や生きていることの価値がわからなくなりやすいタイプです。

外面 – 顔を見なくても誰も気にしない、無口で陰気
内面 – 孤独、傷つき、見捨てられ、恐れ、あきらめ、挫折感
言動 – 少なくとも手がかからない、心配させないという意味では良い子
弱点 – 優柔不断、孤独、「NO」と言えない、行き当たりばったり
長所 – 自立している、才能豊かで創造的、はっきりしていて決断力に富む

私はどういうタイプだったか?

ケアテイカー(リトルナースとイネイブラー)が最も強いです。
こういうブログなんか、ケアテイカーの最たる物でしょう?
「私が発信することで、誰かの役に立つかも知れない」
自分の存在意義を他者に求めるタイプの考え方です。

ただ、今の私は「自分がそうしたくてそうしている」とわかってますし、「共依存は避けたい」と思っているので、ACの習慣としてこういった活動をしているわけではありませんよ!

あと、プリンセスとヒーローもありますね。
学生時分は大人にとって「良い子」だったのよく覚えてます。
今でもその時の知恵は活用してますw
うちの母は愛玩用に娘が欲しかったので、私は搾取もされていますが愛玩もされています。
幼少期は着せ替え人形状態でしたしね~。

他の兄弟も、マスコットとプリンセス、ヒーローとスケープゴートとプラケーターなど、複数の役割を演じてましたねえ。
スケープゴートが強烈に出ていた兄弟はいまだACを脱却できていませんし、双極性障害も抱えています。
金銭感覚や遵法意識、モラルに偏りが大きいので、なかなか理論で説明してもうまく伝わらなかったりして難しいです…。

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