悩み事を相談したいけれど、相談できる相手がいない方へ

毒親・機能不全家庭

機能不全家庭で親に相談はできない。
職場は家庭の事情を根掘り葉掘り聞く人や、勝手に言いふらす人がいるので相談できない。
友達に恥ずかしくてこんな話できない。

あるいは

話してみたら嘘、あり得ないと否定された。
あなたが過敏なんじゃないのと言われた。
聞いてほしいけどきっと信じてもらえない。

そういうときは、自治体の「こころの相談」窓口を利用しましょう!

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「こころの相談」窓口って?

自殺者の増加が問題になったことで、2006年に自殺対策基本法が施行されました。
「日本国民による自殺とそれにまつわる種々の問題に対策をうつ」としているため、自殺に限らず自殺に至るまでのあらゆる悩みに対応しようとしています。
これにより、現在厚生労働省が日本の全都道府県で利用できる
「こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)」
を設けています。

この番号に電話することで、最寄りの公的機関の「心の健康電話相談」窓口に繋がります。
自治体によって受付時間が異なりますので、知りたい方は厚生労働省のページをご覧ください。

また、各自治体によって他にも電話相談窓口を設けていたり、NPO法人などと連携している場合もあります。
統一ダイヤルが繋がりにくい場合は、そういった別の窓口に電話するのも手です。

自殺総合対策センターいのち支える相談窓口一覧
こちらも国によって設置されている機関で、このリンク先のページに各自治体の問い合わせ先一覧へのリンクが貼られています。
団体によっては24時間対応や、フリーダイヤルだったりしますので、深夜に抜け出さないと電話できない・お金がないといった場合も電話相談は可能です。

ただ、電話のつながりやすさは 一般の電話番号の窓口 > フリーダイヤル です。
早く確実に聞いてもらいたい場合は、フリーダイヤル以外の方がオススメです。

その他、公的機関が設置している相談窓口としては、男女参画基本法に従って設置された
「男女共同参画センター」もあります。
こちらは各都道府県の施設が一覧できるものがぱっと見つからなかったので
「男女共同参画 地域名」
などでインターネット検索してください。(地域によって若干名前が異なるので、あえて共同参画で切ったほうが良いでしょう)
元々は女性の社会進出のバックアップが主だった内容でしたが、最近は妻による夫へのDVも問題となっておりますので、自治体によっては男性のための窓口も用意していたりします。

利用料金はかかるの?

基本的に、居住地(住民票がある場所)を管轄している機関であれば、無償で利用できます。
ただし電話相談の場合は通話料金がかかります。
「電話相談の場合」と書いたのは、たいていの自治会は対面による相談窓口も設けているからです。
ただし対面の窓口は事前に予約が必要です。
こちらは市町村の広報で毎月「今月の相談日程」みたいなものを掲載しておりますので、広報誌か市町村のウェブサイトで確認するのがおすすめです。

無料だから変な人が対応しているのではないか?
そんなことはありません。
無料なのは税金や補助金で運営しているからです。

ただ、お話を聞いてくれる方は自治体によって、カウンセラーだったり相談員だったりとまちまちです。
また、役所の中の人も医師も人間ですから当然相性というものがあります。
話をしてみてどうしても引っかかるものがあるなら、別の機関の窓口に変えても良いでしょう。

電話をできる時間に窓口が開いていない

先述の通り、24時間やっている窓口もあれば、12:00~21:00のように時間をずらして開けている窓口もあります。
自治体によりますので
自殺総合対策センターいのち支える相談窓口一覧
こちらのサイトからお住いの自治体のサービスを探してください。

毒親の目があって電話(相談)ができない

家がダメなら学校や職場の電話を借りて良いのです。
学生さんなら、担任・養護教諭・学年主任・進路指導教諭・生活指導教諭などに相談するのが一番です。
職場の電話を使う場合は、電話代が会社負担となるため事前に上司に許可を得ましょう。
しかし最初に上げた例のように、噂されたり冷やかされたりする信用ならない職場なら使えない手段ですね。
有給休暇を取得した上で空いている部屋を使用して自分の携帯を使うのもありです。
ただこちらも、盗み聞きをするような人がいるなら難しいかもしれません。

病院などに通院した時にこっそりお手紙を渡すという手もあります。
「親に聞かれたくないデリケートな話があるので、親にそれを伝えることなく一人で話をすることはできますか」
トイレットペーパーに書いてもいいです。
だいたい看護師か医師が人払いをしてくれます。

友達や恋人と遊ぶ場までは干渉されないのであれば、理解はできなくても協力してくれる友人・恋人に「自治体の相談窓口に電話をしたいので、場所と時間を作ってもらえないか」と頼むのもアリです。

他に何か手段が思いつけば、追記していきたいと思います。

何を話せばいいのかわからない

なんでもいいんです。
話さねばならないことは、何もないんです。
話したいことを話していいんです。
ブログやツイッターに綴っているように、突然つれづれなく語っていいんです。

でもきっと、ACですからそんなこと言われたらますますわからなくなりますよね。
ですから、いくつかここに例を書きますね。

「とにかく生きるのがしんどいんです」
「理由はわからないけれど会社に行きたくない、でも働かないと生活できないのはわかってるんです」
「ネットの友達に『いいからここへ電話して』って言われました」
「もう○日も耳鳴りが続いていて、頭が重たいんです」
「死にたくてしょうがないんです」
「家に居場所がありません」

普通なら言われて困ること。
そうわかっているから言えないんですよね。
でも、相談窓口はそういう「人に言えないこと」を相談する場です。

きっとあなたが渇望していた言葉をかけてくれるでしょう。

私はあまり、頑張れっていうのが好きじゃないのですが…
この一歩はどうか頑張って踏み出してほしいです。

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