機能不全家庭で賢く生きて脱出するには

毒親・機能不全家庭

機能不全家庭とは、本来なら一般的に家庭に備わっている機能が、健全に機能していない家庭のことです。

例えば虐待は、子育てや団欒がありません。
アルコール中毒者の家庭も、団欒に欠けますね。
そしてそういった問題を抱える家庭は、問題点が指摘されることを恐れて地域との関わりを閉ざしがちです。

子育てが欠けると、子は常識が身につきません。
団欒が欠けると、子は団欒を得るために大人の顔色を伺うようになったり、外部に居場所を求めて非行に走ったりします。
地域との関わりが欠けると、他者への配慮や社会性に欠けたり、誰かを頼るということができなくなります。

機能不全家庭に育つと、どれか一つが欠けるというよりも、健全な家庭で育てばどれも70点以上は取れるよう身についていることが、50点だったり0点だったりアンバランスになるという感じです。
なので、特定の事象に関しては健全なのに、特定の考え方は身についていないとか、逆に70点取れていれば及第点なのに親が勝手に150点や200点を満点として設定されたので、できないと思っていても実は人より優れているスキルがあったりします。

できない、というよりアンバランスなんです。

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諦めること、受け入れること、変えられること

残念ながら、私たちが機能不全家庭に生まれてしまったことは、変えられません。
親が毒親なのも本人が選んできた結果そうなったので、変えられません。

変えられないことは、受け入れて諦めるしかありません。

しかし、私たちが苦しんでいる機能不全家庭を作ったのは、私たちではなく親です。
自分が自力で生きていけるようになれば、そこから逃げることはできます。
親と違う考え方を持って、負の連鎖を断ち切ることもできます。

それが変えられることです。

今すぐ脱出したい!その思いはバネにしよう

未成年の間は、親に養われていないと生活できません。
一人で生きるためには税金もかかりますし、住居にかかる費用、食事にかかる費用、とにかくお金が入ります。
15万ぐらいは稼げないと厳しいです。(15万でもかなり厳しいですが)
そのお金を他人から得ることはまずできません。
誰もがお金を稼ぐために、自分の時間や頭などのコストを払っているからです。

脱出を焦って変な人間・会社に依存してしまうと、今度はそこからの脱出ができなくなってしまいます。
毒から逃げられても、モラハラやブラック企業に捕まれば、それは自由だとは言い難いですよ(´・ω・`)

生まれて10数年かけてACになったのですから、脱却するまで同じぐらいの時間がかかります。
毒の棲家から脱出しても、完全に脱却できるまでは結局ある程度苦しみが伴います。
毒親とは違うストレッサーを掴んでしまったら、脱却までますます遠ざかってしまいます。
だから虐待がない限りは、自力で脱出できるように…まともな会社に就職できるように力を蓄えておきましょう。
なお、虐待があるなら別の手段が使えます(`・ω・´)

未成年であっても自分の苦しみを訴えられる場所はあります。
学校、カウンセラー、警察、福祉施設。
大人が皆優れた人間だとは限りませんので、家庭のことを聞いてくれない担任やスクールカウンセラーもいるかもしれません。
その時は、福祉施設を頼ってください。
学校と連携していることはあっても、別々の機関です。
警察もそう。
ヒラの窓口の対応が悪いときは、上の立場の人にお願いしましょう。

賢く生きるということ

賢いというのは、ズルをしたり楽をすることではありません。
勉強ができることでもありません。
味方を作る力が強いのが、賢い生き方なのです。

ヤケになって非行に走ると自分が損をします。
大人は大人同士だから毒親を信じるわけではありません。
違う意見のどちらを信じるのか選択を迫られたら、どちらが信用できそうな要素が多いか比較するしかないのです。
非行で補導された場合、非行に走ったという事実が先にできてしまうんですね。
なぜ非行に走ったか聞いてもらうより先に、非行を責められてしまうのです。

だから、非行に走る前にしかるべき機関に相談に行ってください。
私でいいなら、ツイッターで私に話しかけてもらって構いません。

味方を作るには

味方を作るというのは、他者から信頼を得るということです。
言葉で「私はあなたの味方だよ」なんていう人は、あまり信頼できる人間ではありません。
なぜなら誰だってまず自分が生きることを考えて、そこに支障がない範囲でしか他者を助けることなどできないからです。
本当に相手のことを考えている人は、できる範囲の手助けをしながら「その人が自力で生きていける方法」を考えてくれる人です。

そういう本当の味方を増やすには、どうしたらよいでしょう。

まず、自分自身に正直であることが大事です。
正義感を持つ人には、嘘をつく人間の抱える後ろめたさがよくわかります。
ただまあACはここに自信がない人も多いので、今のあなたにこれができないなら無理しないでください。

次に、記録をつけることも大事です。
日記は長期間にわたる継続した記録ということで、かなり説得力があります。
しかし毒親によっては、紙の記録を燃やしてしまうこともあり得ます。
裁判で使う証拠としては紙の記録がベストですが、味方作りという点では媒体は拘らなくて大丈夫です。
SNSで毎日ツイートしてた人が、虐待を受けた時だけツイートしない、などもOK。
信用を得るためには「一貫性」が重要なのです。
もし人に見せるのが嫌なら、非公開ブログでも構いません。

手っ取り早く自分の被害を証明するには、録音最強です。
裁判で証拠として使うには「記録することに相手が同意していること」「詳細な日時」を最初に録音するのが大事ですが…
これも味方作りが目的なら、隠し録りで大丈夫です。
スマホは録音アプリがありますし、バレると消される可能性が高いなら、ストリーミング配信で世に流す方法も取れます。
そのストリーミングをPCで録画しておけば、フラッシュメモリなどに移せますね。

あなたがやる気になれば、今の時代、家庭の闇を暴露する方法はいろいろあるのです。
今あなたがこのサイトを見ている手段は何ですか?
このブログを見ているのですから、そのツールはインターネットに繋がっているのですよ。
ネットに繋がっているなら、大抵のことは検索すれば調べることができます。

味方を作り、自分のやりたいことを実現する道筋を立てる。
これが賢く生きるということなのです。

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