Xが色々と機能改悪して一年以上経過してまいりました。
SNSも様々ありますが、この記事では私がBluesky(ブルースカイ)を選択した理由と、自分の行ったBlueskyの設定、Buffer(バッファー)を使ったSNSへの自動投稿についてまとめておきますね。
Blueskyを選んだ理由
まずBlueskyを選んだ理由です。
興味がない方は次の大見出しまで飛ばしてください。
初期のTwitterが好きだった
自分が見たい情報を選んでTLを構築できる、というのがTwitterの好きなところでした。
もちろん偏った情報でTLを構築されている方もおられますが…私は攻撃性や加害性の強いアカウントや、他者の権利を侵害するアカウント、ネガティブな情報でバズる投稿を見たくないのですね。
先の2つを回避していれば本来ネガティブなバズりもほとんど流れてこないのですが、Xの余計なお節介機能のせいでこの一年、どんどん不快感がある投稿でTLが汚染されていくようになりました。
これについてはInstagramやFacebookが肌に合わないのとも通じるところがありまして…
そのため移転先として、Meta関連のSNSは避けたいと思いました。
おそらく今後のXやThreadsもMetaの他SNSと同様に、フォローしているアカウントの情報よりも余計なお節介でおすすめしてくる情報の方が増えていくのではないでしょうか。
せめて転載アカウントという権利侵害アカウントがなければ使う気にもなったんですが…
一方で、マストドンのアカウントも所有しておりますが、情報が偏りすぎるという点でイマイチ楽しめずにおりました。
タイッツーに関してはかなり初期のTwitterのようなノリ・空気感で良かったのですが、政治や宗教等の過激な投稿は禁止と明言されたことにより、あちらで活動しても宗教二世当事者と繋がることが難しくなるだろうと判断して手を引きました。
アカウントの信頼性を上げられる
Blueskyは独自ドメインを所有している場合、ユーザーID(ハンドル名)をドメインに設定することが可能です。
Webサイト、特にドメインを持っているというのはwhois情報というものがあるため、固定電話を持っているのと同様に信頼されやすいんですね。
SNSは基本はメールアドレスで管理されており、複数のアカウントを所有したり、他者に成りすますことが容易です。(LINEは電話番号と紐付けされておりますが、それ故に大変プライベートなSNS・アカウントとして運用されているユーザーが多いです)
実は任意団体や自営業でも「Webサイトがあるかどうか」で結構行政等の信頼感の得られ方が違うんですよ。
BlueskyでIDをドメインにするには、ドメインのコントロールパネルからネームサーバーの設定をするか、サーバーに特定のファイルをアップして、Bluesky側に「そのドメインの持ち主であること」が確認できるようにしないといけません。
つまりドメインを持っている団体・個人は他人から成りすまし被害に合わない仕組みがあるのです。
開かれたSNSである
TwitterはAPIというものが解放されており、そのおかげで様々な開発者が便利な機能を開発してくださいました。例えば引用RTや下書き機能なども元は外部クライアントの機能です。
しかし現在、XではAPIの利用制限を設定しており、お金を払わないと使用することができません。
このため「ブログを更新したらTwitterに自動投稿をする」というプラグインも有料になる・使用できなくなるなどしました。
また、元々Twitterは、Twittterアカウントがなくても閲覧することが可能でした。
このためWebサイトにTwitterのTLを埋め込むことで、Webサイトを更新するほどではないささやかな発信はSNSで行い、Webサイトの閲覧者もSNSへログインすることなく投稿を確認することが可能でした。
しかしXになってからログインしているユーザーでないと投稿を見ることができなくなり、WebサイトにTLを埋め込むことができなくなりました。
他のSNSよりも優位だった部分がなくなってしまったのですね。
Blueskyはまだ埋め込んで閲覧するのに向いたAPIは知りませんが、少なくとも「そのSNSのアカウントをお持ちではない方にも見ていただける」「Google検索にヒットする」というのは、団体や商売の営業活動をする上で重要だと、私は考えています。
フィードが使いやすい
Blueskyの機能として「フィード(Feed)」があります。
フィード作成時にどういった投稿を収集するのか設定しまして、その条件にマッチする投稿を表示することができる機能です。
様々なフィードが公開されていますので、自分でフィードを作らなくても有名人を探さなくても、興味のある情報が流れてくるフィードをピン留めするだけで、ブルースカイはぐっと楽しくなります。
しかし自分でフィードを作れますと「こんな情報が見たい」を自分で自由に設定することができます。
例えば特定のフィードで流れてくる情報が多い場合、そのフィードを指定してさらに特定の情報で絞り込むこともできます。
Blueskyの設定など
Blueskyの導入については画像付きでわかりやすく説明してくださっているところが多数ありますので、以下のキーワードでGoogle検索をしてみてください。
「Bluesky 始め方」
「Bluesky 独自ドメイン」
Blueskyのアプリパスワードについて
ブルスカでは通常のログインパスとは別に、アプリパスワードというものが存在しております。
これはアプリケーションを使用するためだけに都度発行することができるパスワードで、ユーザーのログインパスを推測できないランダムな文字列です。
この機能により、全ての権限を持ったログインパスが第三者に漏れるリスクが低くなり、怪しいアプリケーションだった場合もすぐに権限を停止できるという仕組みです。
外部クライアントやSNS管理ツールといったサードパーティー製のアプリケーションを使用する場合は度々アプリパスワードを発行することになりますので、どこからアプリパスワードを作成するか覚えておくか、すぐ調べられるようにしておきましょう。
アプリパスワードは作成したその場でのみコピペができますので、事前に作成するよりも必要になった都度作成するのが良いでしょう。
もしもアプリパスを失念した場合は、古いものは削除してアプリパスを発行し直せばOKです。
オススメのツール、アクション
- Blueskyに来たらこれはやれリスト
初期設定などの話。 - Sky Follower Bridge(ニュースサイトの記事へのリンク)
TwitterのフォロワーをBlueskyで探すChrome拡張機能。 - Bluesky公式アカウント移行まとめ
企業・アーティスト等の様々な公式アカウントが、Blueskyにアカウントを開設しているか運用されているかをまとめたサイト。 - フィーナビ(日本語カスタムフィード案内所)
カテゴリ別ホワイトリスト型のフィード検索サイト。 - Bluecast
Blueskyでキャストするためのツール。JASRACと包括契約をなさっているので、カラオケキャスなんてのをやっても権利侵害の心配をしなくて良いです。
おすすめのモデレーションリスト
モデレーションリストとは誰かが作った公開リストで、そこに登録されているユーザーアカウントを一括でミュートもしくはブロックできる、Blueskyの機能です。
ミュートは相手からはミュートされていることを確認できず、ブロックは確認する方法がありますので、どちらを使うかは各自の判断で。
モデレーションリスト自体は誰でも作成できるため、中には私怨でリストを作成している方もいらっしゃるでしょう。
どういう基準でどういったユーザーをそのリストに追加されているか、を確認した上で利用しましょう。
カスタムフィードを作ってみる
現時点ではSkyFeedという外部クライアントを使用するのが一番手軽です。
SkyFeedのメニュー自体は英語ですが、検索ワードの設定は日本語でも問題なくできます。
「SkyFeed カスタムフィードの作り方」
こちらのサイト、Skyfeedの応用が色々考えられていて良さげ。
私が作成したフィードも紹介しておきます。
Bufferを使ったSNSへの自動投稿
BufferというSNS管理ツールを利用することで、複数のSNSに一括投稿をすることが可能になります。
現在、無料では3アカウントまで、また予約投稿は各アカウントごとに10件まで設定することができます。
また、Wordpressのプラグイン「WP to Buffer」を併用することで、Wordpressの更新通知をBuffer経由でSNSに投稿することもできます。
私は現在はXの利用頻度を減らしているため、この組み合わせでX・FB・ブルスカに更新通知を投稿しています。
Bufferで自動投稿できるようにするまでの流れ
- Bufferのアカウントを作成する
- Bufferと各種SNSを連携する
- Bufferから一括投稿する
私はこちらを参考に設定しました。
WordPressも連携する場合
- プラグインWP to BufferをWordpressにインストール・設定する
- WordPressの記事・固定ページを投稿する
- Bufferに設定しているスケジュールに従ってSNSに自動投稿される
私はこちらを参考に設定しました。
まだまだBlueskyは発展途上という雰囲気はありますが、だからこそ楽しいと思いますので、ぜひ皆さんもBlueskyでアレコレやってみてくださいね~!
コメント