最近そこそこお付き合いの長い相互さんから、同じ毒親持ちの先輩ママとしてどういったことを備えたか教えてほしい、という連絡を頂いたので、ブログでも改めてまとめておこうと思います。
モデルケースは転勤族と母子家庭
転勤族のご家庭は「近くに駆けつけてくれる親族がいない」「近くに友人がいない」ということが割とありますので、転勤族ご夫婦をモデルケースにすることをオススメしております。
ただ金銭部分に関しては、世帯収入や金銭感覚がかけ離れているところをモデルにするのはよろしくないかと思います。
そういった場合は母子家庭や実家が細いパターンを参考にするほうが良いかもしれません。
実両親との不仲を軽く扱わない病院を探す
病院選びはできれば妊娠前からスタートした方が、ゆっくり探せます。
PMSや月経不順などで婦人科を利用しているなら、産科について医師に尋ねたり、妊娠出産や実父母とのことを話してみて、その対応でかかりつけを変えてもよいと思います。
とにかく親子関係について軽くあしらわない病院・医師を選ぶことが大事です。
妊娠中や産後の不安定期に、親のことを頼れなどと言われて落ち込みたくないですから。
私は切迫早産+逆子+へその緒を踏んでいたのでNICUのある病院に母体ごと転院になったのもあり、食事がいいとか個室が豪華という理由で病院が選べませんでしたが、転院前の産科でも最初から親がややこしいことを説明していたので、患者に対して寄り添ってくれるところがいいとお願いして転院先を決めてもらいました。
バースプランというものを書かせてもらうところも、口頭で共有するだけのところもあります。
私がお世話になったところは口頭のみでしたが「精神的虐待を受けていたので、母と会って由鬱な気分になりたくない。実母が来ても必ず私か夫の意向を確認してほしい」とお願いしたところ「任せておいて!」と頼もしいお返事をいただきました。
地域の顔見知りを増やしておく
妊娠中は母親学級、産後は児童館など、地域の顔見知りを増やして顔と名前を覚えてもらえる機会がある・参加できるならば、できる範囲で参加しておくといいです。
特に大きな悩みがなくても「知り合いがいなくて不安」「親を頼ることができない」も立派に悩み事です。
自治体の保健師さんの相談などに参加して、「この人なら困ったときに相談できそう」という方をピックアップしておきましょう。
相性は最終的には聞いてくださる個々人の素質によるところが大きいので、一人の保健師さんが合わなかったからといって、全ての保健師さんが合わないと決めつけない方が良いです。
ただ、くれぐれも無理はしないでください。
ママ友は保護者ネットワークです。
ママ友にならなきゃ!と頑張って友だちを作ろうとするとストレスが溜まってしまいます。
「自分の困りごとを相談できるネットワークを広げる」程度のつもりにしたおくのがメンタルには良いでしょう。
「頼らなければ」「友だちだからこうしなければ」みたいな義務感が発生しない距離でお付き合いを広げましょう。
過干渉な方とはほどほどの距離で
田舎でも都会でも、初対面なのに干渉してくるアドバイス好きは結構います。
「今はこうなんですよ~!自分が子どもの時と違ってびっくりです!」
「なるほど、(ご意見いただき)ありがとうございます、参考にします」
あたりで相手を否定することなくやりとりを終わらせられます。
また、言われたからってやらなきゃいけないわけではありません。
喧嘩する必要はないですし、拒絶しなくても良いですから、切り上げやすい言葉を身につけておくと楽かなと思います。
SNSで仲間を探す
これは諸刃の剣でもあるので、自分に合ったSNSがある方のみやりましょう。
ポイントは「過剰にポジティブ・ネガティブな情報が流れてこないTLを構築する」というところでしょうか。
私はTwitter全盛期に妊娠・出産をしているので「#育児」「#2017aug_baby」のハッシュタグで同時期に乳児のお世話をしているママアカウントと繋がり、励まし合って深夜の授乳など乗り越えてきました。
夫に家事育児の当事者になってもらう
私の夫は私の体調を思いやってくれるほうではありますが、しかし妊娠出産のトラブルについての解像度はかなり低く、我が身におこる影響までは考えていませんでした。
私も産前に「私が死んだらあなた1人で育児できないから実家に帰るんやで」と脅しましたが、これは体調のねぎらいには繋がっても、親になるという意味では効果はなかったです。
産後に子どもの面倒くさい世話を私に投げて「みーさんが抱っこしたらすぐ泣き止むんやから、そのほうが合理的やん」と言われました。
「私は可能性の高いものから順番に様子うかがって試しているだけで、私だって何時間も泣き止まないことはたくさんある。あなたはそれを見ていないだけ。赤ちゃんをLookやSeeではなくWatchして」
「あなたは私に投げればそれで終わるけど、それをされると親を頼れない私は、誰にも子どものことを任せられないんだよ。あなたも対等に子どもの親なんだから、私と同じぐらい世話できるようになってくれないと、私の睡眠時間の確保なんてできない」
うちはこの二言で夫が積極的に育児に係わってくれるようになりましたが、響く言葉はその人によって違うと思います。
最近SNSで「10ヶ月も期間があるのに何も知らないままプロジェクトに挑むっておかしいよね」といった趣旨の投稿を拝見しましたが、ビジネスマンにわかりやすい表現だなと「おっ!」と思いました。
そこのご家庭のご主人が何か気づきを得られる言い方ならば、何でも良いと思います。
例えば夫の先輩夫婦で産後のガルガル期に理解がある方がいらっしゃるなら、先輩ご夫婦に話を聞きに行ってもらう手もありますね。
私の同僚男性は、パート女性に順番に産前産後の心構えを聞いて回っていました。
「産後のメンタルはマジで自分でどうにもならないので、そのことで奥さんを責めないで」
「お義母さんでも奥さんでも、メインで家事・育児をする人の意向を尊重して。だけど奥さん任せにするのではなく、奥さんが体を休められるようにお父さん1人でも数時間面倒を見られるよう、主体的に係わってください」
「できればなんですけど、週に一度で十分なので、奥さんが何をしてもいい時間を確保してあげてほしいです。私は夫の掃除のアラが気になって、けど指図するのも嫌で、子どもの命の心配せずに掃除でも趣味でもできる時間がとてもありがたかったです」
などとお伝えしました。
義実家をアテにはしない
義実家と関係良好な場合はいくらでも頼ってほしいと言われたりしますが、頼ったことで関係が壊れるケースもよくあります。
私も助かった面もありますが、気を遣うので早く帰宅したくてしょうがなくなり、その後義父母との距離は少しだけ離すようになりました。
私の方が義母の性格を理解してストレートにお願いをしているんですが、義母が「みよさんは気を遣って本音を隠しているんじゃないか」と裏を読もうとされ、気を遣っていないと答えているのに義母の独自解釈によって「私がお願いしたことと違うことをされる」のがとにかく疲れました。
基本はいないものとして考える、何かしてくださったら感謝する。
気疲れするならありがたくても辞退する。
普段からのお付き合いと一緒ですね。
察してもらうことは絶対に避けた方が良いです。
行政の制度を知っておく
うちの自治体では「子育て家庭ショートステイ事業」という、乳児院や里親家庭などに短期間子どもを預かってもらうことができるサービスがあります。
今日連絡して今日預かってもらうというのは難しいですが、どうしても育児で子どもとの距離を取りたいシーンが出てくるなら、定期的にこういったサービスを予約しておくのもアリかもしれません。
こういった行政サービスは自治体によって異なるので、事前に調べて登録できるタイミングで登録しておくのが良いでしょう。
行政サービスは市区町村と都道府県でそれぞれ行われていますので、私の場合は市と県で制度を調べています。
育児用品は中古も可能か検討する
この章はオマケのようなものです。
新品ではないと抵抗があるか、中古でも気にならないかで、育児用品にかかる支出は大きく変わってきます。
私は中古でも気にならないので、ジモティーやメルカリもバンバン活用しています。
あくまで私の場合ですが、衛生用品や口に入れるもの・拘りを持っているもの・やりとりする時間が煩わしいものは新品で、洗えるもの・特定の期間しか使わないものは中古も視野に入れています。
ただし、必ず出品者のその他の出品物を見て、同性のお子さんが居ると確信もてる出品者からしか購入しませんでした。
シェアハウスの備品なども結構やりとりしていますが「使用期間が限られているもの」「手放す理由がわかりやすく頻繁に発生するもの」は都市部だとジモティーが安く手に入りやすいです。
例えば単身世帯向けの家具家電は「大学卒業」「単身赴任終了」「結婚」などで急ぎで手放される方が多いので、入居者さんがほしがっている物を時たまチェックしたりしています。
子ども関係だと「成長により不要になった」「サイズアウト」「好みの変化」で手放されるものが多いです。(3歳ぐらいから子どもが自分で服を選ぶので、親の好みとずれてきます)
なお、メルカリでも「直接お取引のみ」で出品されている方もおられます。
学習机など大型家具は一定数不要になる方がおられますが、ジモティでの掲載は少ないので(ほしい人も限られているので)、メルカリで探した方が選択肢が豊富でした。
YAMAHAの電子ピアノを10000円でお譲りいただいた時は、ガッツポーズ決めましたね。
趣味ジモティーと言っても過言ではないかもしれません(笑)
コメント