ACは男女問わずモラハラをパートナーに迎えやすいところがあります。
これについて、私は「顔色を窺う」というACの特徴による影響が最大の理由だと考えています。
原因は生育環境と思っています
みなさんは、親から「ヘラヘラすんな」「ヘラヘラしているからつけ込まれるんだ」と言われたことはないですか?
私は出しゃばりなので笑って誤魔化すことは少ない側ですが、兄弟が笑って誤魔化すことがあり、よく耳にしてきた言葉です。
またAC関連の活動をしていると、割とよく耳にする毒親エピソードだと思っています。
親が理由のわからない不機嫌をばら撒くタイプだと、子は親のご機嫌を損ねないように動きます。
親に「私は敵ではありませんよ」という意思表示をするために無理やり機嫌が良いようにふるまったり、親の顔色を窺ったりする習慣を身につけてしまいます。
この習慣こそが、モラハラパートナーを迎えることに繋がってしまうのです。
御機嫌伺いするとモラハラを育ててしまう
御機嫌伺いを繰り返すと何が発生するのかと言うと
- 機嫌を伺う方
- 機嫌を伺われる方
という上下関係が出来上がってしまうんですね。
立場や役割が人を作るということは割と発生することで、顔色を窺われ続けると無意識で「支配者」になってしまうのです。
ご機嫌伺いをされて違和感を覚える人はそうはなりませんが…
それが気にならない人は徐々にご機嫌伺いされることが当たり前になっていき、そして支配的に振る舞うようになっていきます。
ご機嫌伺いは「察する」ということでもある
相手の機嫌を伺うということは、すなわち言われていないことを自ら察して判断し、行動するということです。
言われていないことを察して行動すると、相手にとって都合良くコントロールしやすくなります。
自分にとって望ましい結果に繋がれば「そういうことを言いたかったのだ」と自分の手柄にし、望ましくない結果に繋がれば「誰もそんなことは言っていない、お前が勝手に察して勝手にやったのだ」と相手のせいにすることができます。
こういうことを親にされた記憶はありませんか?
御機嫌伺いしなくなると人間関係が変わる
ここまでの話から、モラハラはご機嫌伺いをされると喜び、察する人間はモラハラにとって都合のいい人間であるということがおわかりいただけたでしょうか。
つまりこの点を辞めれば、モラハラにとって魅力が減るのです。
「それはわかっても、じゃあ自分の態度はどうすれば正解なんだ」という話になりますよね。
基本的には自分の意思をもってリアクションしたり、返事をすることが大事です。
例えば不意に誰かと目が合ったとき、どうしていいのかわからず曖昧に笑ってしまう場合。
無表情で相手を見れば「無愛想」と言われたり、不快感があって睨んでしまうと喧嘩を売っていると言われたりしてしまいますが、曖昧な笑いは「優柔不断」ゆえにモラハラに「付けいる隙がある人間」と判断されてしまいます。
こういう場合はどうしていいのかわからないんですから「何だろうな?」という表情で首をかしげておいたらいいのです。
なんなら「お前誰?」「ジロジロ見ないでくれる?」の表情でもいいと思います。
ご機嫌伺いする人が悪いのではありません、モラハラする人が、御機嫌伺いする人を見分けるの早いだけです。
なので「モラハラを掴んでしまうのは自分のせいだ」とか「自業自得だ(自分の言動が悪いのだ)」とか思わないでくださいね。
とはいえ、ご機嫌伺いも相手の感情を察しようとしすぎることも、手放した方が良いことです。
ストレートに感情表現をしていれば、それが苦手な人は去って行きます。
ストレートに感情表現してくれて、あなたの感情表現を不快に思わない人が残ります。
できればあなたの正直な気持ちを表現していくようにしていってください。
過去に職場の先輩から「顔色をうかがうのはやめて!」と言われた話も書いていますので、よろしければこちらもどうぞ。
まともな人は、顔色を窺われたら気持ち悪いとすら感じるんですよね…
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