母が私の挙式でやらかしそうだったこと
私の母は、相手が喜ぶかどうかは関係なく、自分がサプライズが好きだからという理由でサプライズをやろうとします。
そして、それに対して母が思ったほど私が喜んでいないと、明らかに不満を顔に出します。
で。
母は私の従兄弟の挙式で、サプライズを仕込もうとして拒否されてきています。
新郎を高砂から一番遠い場所に連れて行って、そこから新婦に「愛してる」って叫ぶというサプライズをやろうと思うんだけど、どう?
どうもなにも、事前に新郎にもプランナーさんにも相談してないんでしょ?
そんなのどう考えても迷惑だからやめなよ。
迷惑かどうかなんて、聞いてみなきゃわからないでしょ!
ねえ新郎くん、ちょっといい?
おばさん、なに?
お母さん、やめなって
ちょっとこっちまで来て
なぜですか?ここじゃだめなんですか?
これこれこういうサプライズを新婦にやってあげたら?
考えてくれたのは嬉しいですが、やりません
なんでよ~
今すぐできることだし、新婦も喜ぶと思うわよ~!
他の予定もあるので。
もういいですか?失礼します。
披露宴のサプライズって、何をやるかの具体はともかく、サプライズをやって良いかをプランナーさんか新郎新婦のどちらかに打診してあるものなんですよ…
根回ししてない独りよがりなゲストのサプライズで離婚になる夫婦がどれだけいることか…
なので、絶対に我が子に対してもこのサプライズをさせようとするのはわかっていたのです。
内容としては別にやってあげてもというレベルなんですが…
新郎新婦に金も手間もかけず、楽して感謝だけさせようって魂胆が不快ですし、その後も挙式のことを母が思い出すたびに「こんなことをあなたのためにしてあげたわねえ」とニヤニヤしながら語るのがわかりきっているのも不快です。
他にも、母が当日調子に乗って、どんな不快な発言で場を固まらせるかわかったもんじゃありません。
旦那との結婚挨拶でもやらかしたんですから。
ですので、プランナーさんにも親族にも根回しをしておきました。
プランナーへの根回し
契約した会場の担当プランナーさんに、ざっくり家庭のことを話しておきました。
私が親から虐待を受けており、金銭的に搾取されたり、親の意に沿わないと人格否定をされてきました。
結婚に関しても、一円でも援助を受ければ付けいる隙を与えてしまうので、自分たちでお金を用意して挙式をします。
予算150万前後で納めたく思っておりますので、こだわりは絞ってはおりますが、予算的に無理なことははっきり無理と仰ってください。
また、万が一私の母から会場へ問い合わせがあっても、サプライズの相談含めて一切取り合わないでください。
もちろん、万が一母との仲を取り持とうとするような言動があれば、プランナーの変更を会社側に頼む覚悟もしておりましたが、とても親身になってくださって何も問題なく挙式までお願いすることになりました。
基本的にはプランナーからすれば金を払う人間=客が大事ですので、新郎新婦でお金を工面する場合は新郎新婦の意思を最優先してくれます。
親戚への根回し
私の実家のほうの風習に「おため返し」というものがあります。
ご祝儀は事前に新郎新婦の実家へ持参し、そのときに金額の一割を「わざわざお越し頂き、お心遣いまでありがとうございます」といった趣旨でお返しするんですね。
これを「おため」「おため返し」などと言います。
挙式の日程が決まってしまうと私より先に母に会ってしまいますので、挙式日を母に教える前に「主人と一度ご挨拶にいきたい」ということで約束を取り付けて、親戚の家を訪問して回りました。
今まで相談してこなかったけれどと前置きして
- 本当は離婚時に父の元へ行こうとしたけれど母が無茶を言って断念させられていたこと
- 進学時に突然はしごを外されて高卒時に進路がなくなったこと
- 母が私の後遺障害認定で出た生命保険のお金を使い込んだままであること
- 奨学金も親が責任もって払うと言ったのに一円も払ってくれていなかったこと
- 生活保護を受けていたときに生活費として毎月5万要求されていたこと
- 出て行けるもんなら出て行けと罵られたので実家から離れたこと
- 母が住んでいる家のローンは私たち子どもの名義であること
- 従兄弟の挙式でサプライズさせようとしたこと
- 結婚挨拶の時にやらかしたこと
- 夫に対してこれ以上やらかすことがあれば絶縁も検討していること
- そのためすでに挙式の日程は決まったが、母に意図的に教えていないこと
を説明し、まだ絶縁はしていないけれど、母が挙式をぶち壊さないように協力してもらえないかと話しました。
知ってることもあったけど、知らなかったことがいっぱいだった。
大変だったのね。
みよ母が何を言い出しても、その話には乗らないと約束する。
と言ってくれたので、母を挙式に呼ぶ覚悟を決めました。
また、今まで誰にも言えなかった「家庭の秘密」を聞いて、私のことを一切否定することなく受け止めてくれたことで、この人たちとはお付き合いを続けていきたいとはっきりと思いました。
挙式の内容
ドレスコードを平服にした
アルツハイマーで私の祖母が手帳を持っており、介護施設に入所済みのため、祖母の負担を軽減するという名目で礼服・準礼服はナシということにしました。
新郎新婦がゲストの衣装代を負担する必要がなくなり、新郎親族も着替えのために前日から関西に来る必要がなくなりました。
余興は一切やらないことにした
安くつけたかったことも確かにあるのですが、新郎新婦はじめ親族全員会話するのが好きなので場が余裕で持つこと、余興をやれば母が余計なことをする可能性が上がることから、余興類は一切やらずに会話の時間を増やすことにしました。
ケーキ入刀すら当初はやらない予定でしたが、一度やむを得ない事情で日程を変更することになりまして…
結果的にオフシーズンにかかったことで割安なセットプランが適用されて、二回契約金を払ったにもかかわらず当初の見積もりより安くなった上に、ケーキ入刀がついてくることになりました。
親への感謝の手紙とかゾッとします。
父に書いて母に書かないわけにもいかないし、父のを読み上げたら発狂しそうな人だし。
衣装は和装と洋装の2着
お色直しの回数が増えると新郎新婦と話せる時間が減ってしまうため、衣装は二着にしました。
またこれを理由に母のカラードレスを断りました。
神社で挙式→花嫁行列→館の前で全員で記念写真→30分ほど休憩時間(この間に新郎新婦着替えてチャペルで撮影)→食事会
という流れにしたので、お色直しの間を待つという雰囲気はなくなりましたし、お色直しの間を持たせるための余興も不要になりました。
ウエディングドレスはリサイクルショップでサイズが合う物をみつけたので、ロングトレーンありにもミニスカにも切り替えられる2WAY仕様に改造して持ち込みました。
舞台に上がるのは新郎新婦だけにした
私の母には内縁の夫がいます。
離婚した夫に何を言われるかわからない、パニックを起こすかもしれないから、○○さんも参列させてくれないと参加できない
えっそれはさすがにダメでしょ
○○さんさえ嫌でなければ、私たちは構わないよ
えっいいの!?
問題ないなら僕は別にみよちゃん好きだし参列させて貰うけど…
ということで、母の付き添いとして一人増えました。
しかし母が別の日に冗談めかしたフリをして
あんたのお父さんの代わりに、○○さんを父親扱いにすれば良いのにw
と言い放ったので
これ本気のヤツだ、絶対阻止するぞ
ということでプランナーさんに相談し、本来は神社の舞台には新郎新婦およびその両親があがるのですが、新郎新婦のみにしてもらいました。
固めの杯はやらない予定だった
母が、離婚した夫がいる場で固めの杯をするのが嫌だと言い。
私も、毒母と旦那親族の縁を結びたくなかったので都合が良く。
プランナーさんに固めの杯はやらないようにお願いしていたのですが、神社側に伝わっていなかったようでした。
挙式をした神社では「固めの杯」の類いだとわかりやすい名称ではなかったので、私もそれが「固めの杯」であるとは知らなかったのです…
後日、体調不良で欠席した母に写真を見せていたのですが
何これ!?
固めの杯はやらないって言ってたのにやってるじゃない!
そんなに私を仲間はずれにしたいのか!
え?
プランナーさんにはやらないでって頼んでたよ!?
どれのこと?
新郎新婦が三三九度したあとに、そのお酒を親族に振る舞ってるやろ!
えー!固めの杯って名前じゃなかったのに!
あれそうやったんや!?
なんだ、本当に知らなかっただけか。
由緒正しい神社だから省略できなかったのかもね。
という流れで私自身も衝撃を受けたのですが、なんか母が勝手に納得してくれてたので問題ありませんでした。
挨拶をお願いする人選
うちの父がマイクを持って挨拶をすると母がパニックを起こすかもしれなかったので、挨拶も父が出なくても違和感がないように最小限にしました。
結果、乾杯は新郎兄、締めの挨拶は新郎父になりました。
父にはあらかじめ「母がパニックを起こすかもしれないので、父が挨拶する場はなくていい?」と打診しましたが、「面倒くさいことやらずに済むからラッキー」と言ってくれました。
父はとても社交的な性格なので、宴会中に夫親族一人一人に挨拶してくれていました。
新郎新婦もどんどん喋りに行った
二人で揃って全員と一通りしゃべりには回ったのですが、そのあとは食事もきちんと食べた上で、暇があればテーブル回って喋りに行きました。
新郎兄弟に
「新郎新婦が基本高砂にいないw」
「新郎が喫煙所でたばこ吸ってるwww」
と笑って頂きました。
これだけ備えたが、毒母はドタキャンした
私の挙式の一ヶ月以上前に、毒母は片手にひっかき傷を作ってしまいました。
それがばい菌が入ったのか、一週間経過しても手全体腫れたままで治りませんでした。
お母さんの手が腫れたままだし、最近は片手が動かしづらい・麻痺してるかもとか言ってるのに、全然病院に行かない。
姉ちゃんの挙式までもう一ヶ月切ったのに。
忙しくて病院なんか行ってる時間がない。
破傷風ではないと聞いているから、放っておいたら治る。
と言い続けて毒母が放置し続けた結果…
挙式当日
お母さんおはよう。
姉ちゃんの挙式に出発する時間だけど、準備できてる?
半身が麻痺して起き上がれない…
ハァ!?
だから一ヶ月前から、挙式控えてるんだから病院に行けってみんな言ったのに!
全員姉ちゃんの結婚式楽しみにしてたんだから!
今まで病院に行かなかったお母さんの自業自得だよ!!自分でどうにかして!
喋るのは喋れる?
電話をそばに置いておくから、救急車呼んでね…
と、式場にきた親族からの証言で母にドタキャンされたと知りました。
娘の挙式は楽しみにしていただろうし、かわいそうっちゃかわいそうだけど…
いやホント、楽しみだったんなら一ヶ月前からメンテナンスしておけよって話だし…
ちょっと同情できない…
結局みよちゃんのお母さんが欠席とか、僕部外者なのに、一体何のために参列したのかわからない…
いいよいいよ、お祝いしてくれる気持ちのある人が来てくれることそのものが、私には嬉しいから!
それよりお母さんの性格的に病院行かずに寝てる可能性が高いから、もし病院行ってなかったらおじさんウロウロさせて申し訳ないんだけど、病院連れて行ってあげて~。
後日
みよちゃんの予言通り、病院行ってなかったよ…
みよちゃん事前に色々気を遣って結婚式を迎えたのに、ハレの日にごめんね。
おじさんが謝ることじゃないよ~!
病院連れて行ってくれてありがとう!
こういうことの積み重ねで、母の信用は目減りして、私の株が上がっていくんだよ…orz
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