カウンセリングは、自分と向き合うことを手助けしてくれる

ACと私の話
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もっと早く踏み出せばよかった

カウンセリングを受けて、私はこのように思いました。

そして、今現在の苦しさではなく、過去に向き合うということの重要さを知りました。

カウンセリングは内面や本音と向き合うため、何か問題が生じたその場で話を聞いてくれたりはしません。
最初は正直に言って
「私は今苦しいのに!やっぱり誰も助けれくれないのか!」
と感じました。
でも一ヶ月先しか予約できないので仕方がありません。
ここで断念しても今の1人で悩んでいる状態から改善するとは思えなかったので、渋々予約をしました。

こういうのは自治体によってサービス内容が違います。

人間は生きている時点で住民税を払います。
なので、まず居住地区のサービスが受けられます。
それから社会人だと給料をいただくときに所得税を払っています。
なので、就労先の管轄地区のサービスも一部受けられます。
在住者対象なら前者、在勤者対象なら後者ですね。
二箇所で調べて、自分にとって有利なサービスを使っていいのですよ!

私は職場管轄地区の方が、メンタル相談をやっている場所の選択肢が多く、平日仕事帰りに寄れるというところが少しでも早い日程で受けられると思ったので、そちらを選びました。
場所が多いということは、カウンセラーさんと相性悪ければ別の施設に変えるだけで担当変わりますしね。
あと、この頃はメンタルやられていたので、家から出たくないって気持ちが強くて、度々友人との約束も当日キャンセルしたりしていたのです。
仕事帰りなら、一度家に帰らなければ約束を守れる可能性が高かったのです。

カウンセリングは、自分と向き合うことだった

カウンセリングを受けるまでは、病院みたいに専門家が話を聞いてくれて「はいあなたは◯◯ですね」と診断されてスッキリするものだと思っていました。

想像とは全然違いましたw

私は医師じゃないから、あなたが病気だとか言うことはありません。
けれど各種施設と連携をとっているので、必要性を感じればいつでも紹介はできます。
ここで話したことは秘匿義務があるので、どこにも、誰にも伝わりません。
だから安心して、あなたの話したいことを話してね。

この言葉で私は泣きました。

そしてカウンセラーさんは宣言通り、どんな私の話も否定することなく聞いてくれました。
今後の相談のために家族構成などをメモして残されたりはしていましたが、警察の調書や病院の問診票みたいなものではなく、一見すると落書きのようにも見える状態で、ああ本当に報告のためではなくて、私との今後の面談のためのメモなんだと思いました。

カウンセリングを受けた時点で、カウンセリングを受けると決めた原因のトラブルは、絶縁を選んで解決していました。
だから私は、もう解決したことだから、これを話すのが正しいのかはわからないんですが…と今回の顛末を話しました。
カウンセラーさんは相関図を書きながら
「そんなに遠い親族のことを…」
「そうなの、無断で連絡先を教えられるって怖いわね…」
と、私の違和感に同意してくれました。

「だから、私は母が変だと思うんです。」
私は最後に、子どもの頃から大人に言っては否定された言葉を言いました。
「みよちゃんがそんなことを言ったら、お母さんが悲しむよ」
周りの大人が皆そう言うので、私はそう感じる自分が悪いのだと思い、その言葉を口にすることをやめました。
でもカウンセラーさんは、違うことを言いました。

「私が聞いた範囲では、あなたはとても普通の感性をしているわよ」

私は変じゃなかった。

もうこのくだりを書くだけで、当時を思い出して涙が出ます。
生まれて初めて、私が親に感じていた気持ちを肯定されたのでした。

カウンセラーさんの言葉

私の記憶によるものなので、一言一句正しいわけではありません。
こういうニュアンスのことを言われたのだなと思ってください。

あなたとお母様は、それぞれ別の人間なのね。
だから、どうしても全て理解することはできないの。
あなたはそれをきちんと知っていて、うまく接しているけれど、お母様はじぶんのことで精一杯で、他の人の気持ちまで考えられないのね。
でも、自分の気持ちは理解してって言われるから、あなたは自分の気持ちはどうなるのって苦しくなるんだね。
その苦しいって気持ちに蓋をしなくていいの。

でも、残念ながら、あなたのお母様にそれを知ってもらうことは諦めた方がいい。
誰かを変えるというのは無理なの。
それより、自分が変わる方がいいし、あなたはそれができるわ。

あなたとお母様は親子に生まれたけれど、とても相性が悪かったのね。
相性が悪い人から離れても、何も悪くないのよ。
あなたはあなたの好きに生きていいのよ。
それは人から責められることじゃないわ。
うまくお付き合いできる距離感でいていいのよ。
あなたの気持ちは普通よ。

カウンセリングに継続して通うことを決めた

今回の話で、自分が親に求めているのは「私の気持ち」ひいては「自分の存在」を受け止めて欲しかったのだと知りました。
そしてその期待を裏切られるから悲しいのだとも知りました。
期待しなければ苦しくない、と夢とか希望とか中学あたりで捨てたのですが、それが私自身ではなく環境的にそうせざるを得なかったのだと知りました。

今回のカウンセリングで家庭のことも少し話しましたが、あくまで本筋は今回のトラブルだったので、あまり細かく語れませんでした。
なので、迷わず次回の予約を入れました。

その時に、カウンセリングは内面を見つめることだから、あまり頻繁に受けても感情で振り回されてしまうから良くないといった説明を受けました。
前にした話を忘れるぐらいがちょうど良くて、その目安が一ヶ月以上なんだそうです。

カウンセリングが役に立たないと思う方へ

先述の通り、カウンセリングは自分の内面に潜む、本当の気持ちを探る作業です。
カウンセラーはそのお手伝いをしてくれる存在です。
自分が変わる気がない人に、欲しい言葉をくれる存在ではありません。

ただ、病院に相性があるように、カウンセラーとの相性はあります。
講習を受けただけでカウンセラーの資格がない相談員を設置している自治体もあります。
相談員の方でも、聞き上手で素質がある方と、仕事だからやっているという態度の方がいます。
逆に、医師でもやたら病名をつけたがる方もいれば、なかなか薬を出さない方もいます。

どれだからいいとかわるいとかではないのですが、合わないからという理由で変えてもいいのですよ。

カウンセリングを受ける意味は、心の荷物を降ろしてもらうことです。
悩み事を解決することではありません。
そうすることで、悩み事の本質を見つめる余裕を作るのが目的なのです。
心の問題は、そう思ってしまう状況から離れた方がいいのか、そう考えてしまう理由を探した方がいいのか、人それぞれ解決への道筋が異なるんです。

そういった観点を持って、カウンセラーとの関係を見直していただけたら。
そして読んでくださった方の心が少しでも前向きになったなら、私はとても嬉しいです。

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